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技術コラム
2026/7/28(火)
クリーンルームで実現する高精度・高清浄の打ち抜き加工
クラス10,000の中にクラス1,000のOCA専用エリアを設置。光学・表示装置部品の精密加工に対応します
液晶ディスプレイの保護フィルム、スマートフォン内部のOCAテープ、LEDバックライト用の反射・拡散シート——これらの部品に共通するのは、製造工程における「清浄度」の確保が品質に直結するという点です。
わずか1粒の埃でも、光学フィルムの視認性を損ない、OCAテープに気泡を生じさせ、液晶モジュールの防水性能を失わせる原因になります。だからこそ、こうした部品の加工は「クリーンルーム」という管理された環境の中で行う必要があります。
五輪パッキングは自社クリーンルームを保有しており、ラミネートから打ち抜き加工・検査まで一貫してクリーン環境で完結できます。特に光学用途で最高水準のクリーン度が求められるOCA加工については、クラス10,000の標準クリーンルームの中にクラス1,000の専用加工エリアを設け、より精密な管理のもとで対応しています。

クリーンルームのクラスと五輪パッキングの設備
ISOで規定されるクリーンルームのクラスは、空気1m³中に浮遊する0.5μm以上の粒子数で決まります。クラス数値が小さいほど高清浄で、要求されるフィルタリング・管理コストも高くなります。
| 項目 | クラス10,000 (ISOクラス7) | クラス1,000 (ISOクラス6) | 一般工場(参考) |
|---|---|---|---|
| ISOクラス | クラス7 | クラス6 | クラス8〜9 |
| 空気中の粒子数 (0.5μm以上) | 352,000個/m³以下 | 35,200個/m³以下 | 3,520,000個/m³以下 |
| 五輪パッキングでの区分 | 標準クリーンルーム | OCA加工エリア | 一般工場(参考) |
| 主な用途 | ラミネート・打ち抜き・スリット・検査 | OCAテープ打ち抜き・光学フィルム加工 | 汎用部品加工 |
| 代表的な加工品 | 液晶保護フィルム 絶縁シート・反射シート | OCAテープ タッチパネル用光学部品 | — |
※粒子数はISO 14644-1規格に基づく。
クリーンルームで加工する主な製品と理由
| 加工品 | 主な用途・搭載製品 | クリーンルームが必要な理由 |
|---|---|---|
| OCAテープ | タッチパネル・液晶モジュール | クラス1,000。気泡・異物混入がゼロであることが必須条件 |
| 液晶保護フィルム | スマートフォン・タブレット・車載モニター | 傷・汚れ・静電気対策を徹底した環境で加工・検査 |
| 反射シート・拡散シート | LED照明・液晶バックライト | 光学特性を損なわないクリーン環境での打ち抜き |
| 防水・気密テープ | 液晶モジュール・スマートフォン | ゴミ・埃の混入防止が防水性能に直結 |
| 絶縁シート | 電子基板・車載電子機器 | 異物混入によるショートリスクを排除 |
| 反射防止材・遮光パネル | デジタルカメラ・産業用カメラ | 光学精度を保つためクリーン度が不可欠 |
| カメラモジュール用部品 | スマートフォン・ドライブレコーダー | 微細な異物が画像品質に影響するため高清浄環境が必要 |
クラス10,000(ISO クラス7)の標準クリーンルームと、クラス1,000(ISO クラス6)のOCA専用加工エリアの2段階体制を保有。
OCAテープ(Optically Clear Adhesive)の打ち抜き加工は、気泡・異物ゼロを実現するクラス1,000エリアで専門対応。
液晶モジュール・スマートフォン・デジタルカメラ・車載電子機器・LED照明など幅広い光学・電気電子部品に対応実績あり。
小ロット・試作から量産まで対応。クリーンルーム内での加工が必要かどうかのご相談からお気軽にどうぞ。
こんなときにご相談ください
- OCAテープや液晶保護フィルムの打ち抜き加工を清浄環境でお願いしたい
- 加工工程での異物混入・気泡・傷が品質問題につながっている
- クリーンルームを持つ加工会社を探しているが、小ロットにも対応してほしい
- 光学フィルムや反射シートをラミネートから打ち抜きまで一貫して依頼したい
- 車載モニターや産業用カメラ向けの光学部品加工に対応できる会社を探している
- クリーンルームが必要な部品かどうか判断がつかず、まず相談したい
OCA(Optically Clear Adhesive)は、日本語で「光学透明粘着剤」と呼ばれる高透明の両面テープです。タッチパネルとカバーガラスの間に使用され、光の反射・屈折を最小限に抑えることで画面の明るさ・コントラスト・視野角を大幅に向上させます。気泡が入ると画面品質に直接影響するため、貼合せ・加工はクラス1,000レベルのクリーン環境が必要とされています。スマートフォンの高画質ディスプレイを支える縁の下の力持ちです。
